「今さら、在日問題に付け足す事はない」という所から始めました




というのも、筑豊地区のどの図書館にも郷土資料室は付属しているのですが、誰かがそこにいて資料に向かっている姿を見た事はなく、いつも、私一人で資料に目を通していたからです.




打ち捨てられたような資料の中に、「林えいだい」という記録作家の名前が見つかるのですが、その方には生前、御宅まで伺い、話を聴く機会がありました。 氏の御宅は過疎地の住宅地にあり、氏は一人、資料で埋め尽くされた家の中で机に向かっておられるのが常でした




氏の死後、膨大な聞き取りのメモが残され、私はその大半に目を通しました。 メモの大半は在日一世の人々の強制徴用に関する体験談を書き起こした物であり、私は、書き起こされた文字列に、過去にあった多くの惨劇を見る事になりました




時は経ち、私は在日二世の方に出会い、その方は、小学校を回り、在日の歴史や隣国との友好を語る講演をなさっておられました 




いつしか、私は、その方に同行し写真を撮らせて貰う事になりました。 撮影した写真を持ち帰り、パソコンで加工するのですが、モニターに写る子供達の表情は、実に生き生きとした物でした



 私は、彼らに伝えねばならないと思いました



人という生き物は、自分の過ちを直視しなければ、同じ過ちを繰り返すものであり、人の集合体である国家も同じであるという事を。しかし、残念ながら、人は、その過ちを認めたがらないし、人の集合体である国家も同様であるという事を 



ただ、子供達がそれを知るのは先の話であり、未来に生きる人々に、過去ばかり押し付けるのは酷だと思います



一方の現在では、日韓関係は悪化し、新冷戦の時代に入り、日朝関係を含む東西の対立は深刻になり続けています



 後世に引き継ぎたいと思うのは、確かに平和を望む人々が草の根にはいて、細やかではあるけれど、その意志を伝え続けようとしていたという事です 



撮影者としては、子供達の表情に希望を見出だしたいと思い続けましたし、その健やかな成長を祈念いたします。 また、それが過去に生きた人々の声に答える事であると思います


    
全体を4つの構成に分け、一部は「財政破綻地」、二部は「工場地帯」、三部は「朝鮮歌舞団」、四部は「アボジと子供達」、にしたいと思います





御笑覧願えれば幸いです














「財政破綻地」










「工場地帯」












「朝鮮歌舞団」












「アボジと子供達」













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